ポーカーフェイス
城之内「簡単にいそうで居ない人間の仲間いりだ。お前もな。」

城之内は意味深な言葉を並べた。

真離「意味がわからない。切るわよ、電話。」

そう真離が電話を切ろうとすると城之内はもう一言口を開いた。

城之内「お前が消えるか、お前の心がなくなるかの選択肢はお前次第だ。じゃあな。」

そう言って城之内は電話を切った。

プー、プー‥

電話の切れた後の音だけが響いていた。

真離は佐武の車に乗り込みながら城之内の言った言葉を頭の中でしばらくなぞっていた。
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