ポーカーフェイス
泉は依頼をすると言うのに何故か真離には逆らえない複雑な心境がたたってなのか、バツの悪い顔をしていた。

真離はそんな泉にお構い無しに単刀直入に話を進めた。

真離「今回の件についてお伺いしますが、具体的にどの団体から情報をつみたいなどございましたら教えてください。あとは内部からの情報流出の件は、私、秘女乃がこの組織内に入って調べさせていただきますのでご了承ください。」

泉はその言葉に動揺する。

泉「ちょ、ちょっと待ってくれ。まさかこれ以上値段をつり上げたりしないだろうな。」

真離は泉の顔をじっと見る。

真離「これ以上つり上げるつもりはありません。心配ならお辞めになってもいいですが?4000万お返ししましょうか?ボイスレコーダーはお返しすることはしませんがね。」
真離のその言葉を聞いて泉は眉間にシワを寄せて真離を睨み付けて言った。

泉「ふてぶてしい可愛いげのない女だな、君は…。」

真離「ふてぶてしい?その台詞そのままお返しします。」
真離は、泉に失笑を浮かべながら泉をしらけた目で見つめた。
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