過去に囚われて

行き止まりに来てしまった私

後ろの足音は消えない…
「やだやだよぉ…うっふえっ…」


目の前に全身真っ黒の怪しい男が現れた。
だんだんと近づいてくる…





こわい
助けて……





「りくっっっっ!!!たすけてえぇぇえ!!!!!!!」


私は思わず叫んでしまった

すると、
「光〜!?」

遠くの方から陸の声

「りくっっっっ!!!お願いたすけて!!りくぐすんっ」

黒い服を着た男の後ろから陸が見えた。


「光!どうしたその男誰!?」

黒い服を来た男が驚いて後ろを向く



「助けて陸!ずっと私の後ろをつけてくるの!」



陸が黒い服の男を捕まえようとした途端、
黒い服を来た男がわたしのほうにはしってきた。

「きゃっ!!」


首を捕まれ、動けない


「光になにしてんだよ!」

陸が叫ぶ
「りっ陸…」

怖さと緊張が混じって今にも倒れそうな私を見て陸が走り出した。

そして黒い服を来た男を掴み蹴り飛ばした



黒い服を来た男はその場で痛みに耐えていた。その隙に陸は私の手を掴んで逃げようとした



けれど、あまりの怖さと緊張から開放された私は意識が遠くなっていった


ドサッと倒れた私
陸は驚きながら私を抱き抱えその場を逃げた



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