スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
四葉出版社への入社が1週間後に迫り、いよいよ今日はシェアハウスへ引っ越しをする日になった。
スッキリした部屋を見渡すと暫くはこの部屋に戻ってこないんだ……、まだ引っ越しをしてないのに既にホームシックになってどうするの。
一通りの準備を終えて玄関に向かうと引っ越し業者が家の外に停めている大型車に次々と段ボールを載せていて、最後の荷物が載せられると車が走り出し、お母さんからは餞別として大好きな玉子焼きが入った保存容器を渡された。
お母さんたちに見送られて市役所で転居手続きを済ませ、次に荒木不動産に向かい、そこで荒木さんからシェアハウスの鍵を受け取って、いよいよ新しい生活だと期待に胸が膨らむ。
引っ越しが終わったら必要な生活用品を揃えて、免許の住所変更でしょ?あ、先に同居人の人に挨拶をかねてお菓子を買おうかな?同じ1つ屋根の下で暮らすし、最初が肝心だもんね。
「一緒に暮らす人ってどんな人かな?」
同じ年齢層だったら話しやすいし、同性だったら心強いな。
途中でスーパーに立ち寄って挨拶用として日持ちする小さなお煎餅の箱詰めを1つ買い、シェアハウスに向かうと、すでに引っ越し業者の車が停まっていて、作業員が段ボールをシェアハウスの玄関前に運んでいて、今日は同居人の人は居るのかな?と、玄関を開けて中に入る。
「すいませーん!本日から此方に住むことになりました、宝条です!」
大声で挨拶すると階段の上から足音が聞こえ、そして素足が見えて―…、う、うそ?!同居人って男性?!
階段から降りてきた男性はすらりとした細身の長身で肌は色白く、サイドがスッキリとした黒髪だけど前髪が目に掛かっていて、表情が読み取りづらい―…、というか挨拶しなきゃ。
「あっ、あの、本日から此方に住むことになりました、宝条真琴と申します。シェアハウスで暮らすのは初めてなので、どうぞ宜しくお願いします」
気を取り直して早口で自己紹介をし、挨拶用のお煎餅の箱を差し出すと、男性は両手で受け取った。
「俺は荒い木と書いて、荒木だ」
荒木?荒木ってどこかで聞いたことが…、あっ!!
「もしかして荒木不動産の荒木一美さんとお知り合いですか?」
「ああ、一美は俺の姉だけど」
そう荒木さんは淡々と答えるけれど、どうして荒木一美さんはシェアハウスに弟さんが住んでいると私に教えてくれなかったの? てっきり私と同じ女性が同居人だと思い込んでたし、男の人と同居しているなんてお母さんとお父さんが知ったらどうなるやら。
「ここにあるのは自由に使っていいから」
「あ、はい」
荒木さんはそう言うと階段を上がっていき、うーん、まさかシェアハウスに住んでいるのが男性だとは予想外…、というかお父さん以外の男性と一つ屋根の下って小説や漫画の世界だけだと思ったんだけど、これってやっていけるのかな?
引っ越し業者の人が机をトラックから降ろしてくれたので、一足先に階段を上がり、自分の部屋のドアを開けて机を運んで貰い、椅子も同じようにしてもらった。
「荷物はこれで全部なので、我々は失礼します」
「ありがとうございます」
引っ越し業者に声をかけられ、お礼を言うと、車は走り去り、シェアハウスの玄関には私だけがぽつんと1人だけになり、初めての新生活大丈夫かな?
スッキリした部屋を見渡すと暫くはこの部屋に戻ってこないんだ……、まだ引っ越しをしてないのに既にホームシックになってどうするの。
一通りの準備を終えて玄関に向かうと引っ越し業者が家の外に停めている大型車に次々と段ボールを載せていて、最後の荷物が載せられると車が走り出し、お母さんからは餞別として大好きな玉子焼きが入った保存容器を渡された。
お母さんたちに見送られて市役所で転居手続きを済ませ、次に荒木不動産に向かい、そこで荒木さんからシェアハウスの鍵を受け取って、いよいよ新しい生活だと期待に胸が膨らむ。
引っ越しが終わったら必要な生活用品を揃えて、免許の住所変更でしょ?あ、先に同居人の人に挨拶をかねてお菓子を買おうかな?同じ1つ屋根の下で暮らすし、最初が肝心だもんね。
「一緒に暮らす人ってどんな人かな?」
同じ年齢層だったら話しやすいし、同性だったら心強いな。
途中でスーパーに立ち寄って挨拶用として日持ちする小さなお煎餅の箱詰めを1つ買い、シェアハウスに向かうと、すでに引っ越し業者の車が停まっていて、作業員が段ボールをシェアハウスの玄関前に運んでいて、今日は同居人の人は居るのかな?と、玄関を開けて中に入る。
「すいませーん!本日から此方に住むことになりました、宝条です!」
大声で挨拶すると階段の上から足音が聞こえ、そして素足が見えて―…、う、うそ?!同居人って男性?!
階段から降りてきた男性はすらりとした細身の長身で肌は色白く、サイドがスッキリとした黒髪だけど前髪が目に掛かっていて、表情が読み取りづらい―…、というか挨拶しなきゃ。
「あっ、あの、本日から此方に住むことになりました、宝条真琴と申します。シェアハウスで暮らすのは初めてなので、どうぞ宜しくお願いします」
気を取り直して早口で自己紹介をし、挨拶用のお煎餅の箱を差し出すと、男性は両手で受け取った。
「俺は荒い木と書いて、荒木だ」
荒木?荒木ってどこかで聞いたことが…、あっ!!
「もしかして荒木不動産の荒木一美さんとお知り合いですか?」
「ああ、一美は俺の姉だけど」
そう荒木さんは淡々と答えるけれど、どうして荒木一美さんはシェアハウスに弟さんが住んでいると私に教えてくれなかったの? てっきり私と同じ女性が同居人だと思い込んでたし、男の人と同居しているなんてお母さんとお父さんが知ったらどうなるやら。
「ここにあるのは自由に使っていいから」
「あ、はい」
荒木さんはそう言うと階段を上がっていき、うーん、まさかシェアハウスに住んでいるのが男性だとは予想外…、というかお父さん以外の男性と一つ屋根の下って小説や漫画の世界だけだと思ったんだけど、これってやっていけるのかな?
引っ越し業者の人が机をトラックから降ろしてくれたので、一足先に階段を上がり、自分の部屋のドアを開けて机を運んで貰い、椅子も同じようにしてもらった。
「荷物はこれで全部なので、我々は失礼します」
「ありがとうございます」
引っ越し業者に声をかけられ、お礼を言うと、車は走り去り、シェアハウスの玄関には私だけがぽつんと1人だけになり、初めての新生活大丈夫かな?