スウィート(!?)シェアハウス~2人の秘密の同居生活~
午後は山田先輩と一緒にA班の写真を選び、ずっと液晶画面を見続けると目が痒くなってくる。
すると会議室のドアが開いて田所副編集長がブスッとした表情で入ってきて、さっきの“部数会議”での様子が見て分かった。
会議室のドアが開いたままでいるから廊下に続々と人が歩いているのが見え、そこに3人の編集長の姿もある。
「あ〜あの経理のおっさん、何とかなんないのかよ!」
「一旦編集部に戻って頭を冷やそうよ」
「お前はあんな言い方されて悔しくないのかよ!」
「悔しいさ!でも感情的になったら向こうの思う壺だろうし、黙らせる位のことを言わないと決まらないよ。3日後に延期になったし、今は落ち着くまで話を聞くよ。仁もまた会議でね」
「ああ、また」
姫川編集長は物凄く不機嫌で舌打ちし、水瀬編集長は普段は穏やかな雰囲気なのに少し苛立ちがあったけど、荒木さんはいつも通りでいる。
荒木さんは会議室に入ってドアを静かに閉めて上座の席に座ると、小さく溜め息を吐いた。
「さっきの“部数会議”だけど、姫川を見て分かる通り、向こうの言い分に納得が出来なかったから、3日後に延期」
「俺も納得がいってないので、3日後も勿論参加します」
「お願い」
荒木さんは田所副編集長と会議の事で話してると、会議室のドアが開いて高坂専務が入ってきて、つかつかとホワイトボードの前に立ち、6月号の付箋をじっくりと見て、荒木さんの方に顔を向けた。
「6月号の順番、これで決まり?」
「まだ。スポーツの情報は日々変わるから、青木印刷所に出す提出ギリギリ迄は決めないでいる」
「会議が3日後になったんだし、あの経理のおっさんを黙らせる位の雑誌の内容を決めないと駄目だぞ」
「分かってる」
高坂専務と荒木さんの間に空気がピリッと張り詰めたのが感じ、高坂専務も小さく溜め息を吐いて荒木さんの隣に座る。
「皆は掲載順についてどう思ってる?」
「俺はAのサマーリーグです」
「会議前に言ったが、Bのバトミントンだろ」
あぁ始まったの空気が流れ、高坂専務は田所副編集長と佐藤さんの空気感をにこにこしながら見ている。
「ねぇ、宝条さんはどう思う?」
「わ、私ですか?!」
「そっ。宝条さんだってスポーツ部のメンバーでしょ?2人の言い分を聞いて、どう?」
な、何で私に?!高坂専務は腕を組んですっごくにこにこしながら私に聞いてくるし、周りは巻き込まれた私に同情の目で見るし、荒木さんは前髪で表情が分かんないし!
う〜ん、どっちも下書きの原稿を読ませてもらった時は甲乙点けがたいから、こっちですとは言えないし、あ、この提案はどうかな?
「代表者がじゃんけんをして決める…とか?」
私の提案に荒木さん以外は「え?」という表情で、仕方ないじゃん!これしか思いつかないし!と悶々すると、高坂専務が思いっきり笑い出した。
「あっはは、良いね!平和だし公平で、恨みっこなしで行けるな。じゃあ田所と佐藤が代表で、1回で決めるぞ」
「分かりました」
「やるしかないか」
田所副編集長と佐藤さんが席を立つと、2人は謎の気合いを込めるポーズをする。
「佐藤さん!絶対に勝って下さい!!」
「おう、任せろ」
「田所さん、ガンバです」
「なぁ水野、もう少し気持ちを込めて応援しろよ」
温度差のある応援合戦が会議室に響き、じゃんけん対決を言い出したのは正解だったか不明で、荒木さんの方をちらっとみると、やっぱ表情が分からないや。
「最初はグー!じゃんけん!!」
「はぁ…」
荒木さんの溜め息と、それ以外は皆で同時に声を出したのが会議室に響いた。
すると会議室のドアが開いて田所副編集長がブスッとした表情で入ってきて、さっきの“部数会議”での様子が見て分かった。
会議室のドアが開いたままでいるから廊下に続々と人が歩いているのが見え、そこに3人の編集長の姿もある。
「あ〜あの経理のおっさん、何とかなんないのかよ!」
「一旦編集部に戻って頭を冷やそうよ」
「お前はあんな言い方されて悔しくないのかよ!」
「悔しいさ!でも感情的になったら向こうの思う壺だろうし、黙らせる位のことを言わないと決まらないよ。3日後に延期になったし、今は落ち着くまで話を聞くよ。仁もまた会議でね」
「ああ、また」
姫川編集長は物凄く不機嫌で舌打ちし、水瀬編集長は普段は穏やかな雰囲気なのに少し苛立ちがあったけど、荒木さんはいつも通りでいる。
荒木さんは会議室に入ってドアを静かに閉めて上座の席に座ると、小さく溜め息を吐いた。
「さっきの“部数会議”だけど、姫川を見て分かる通り、向こうの言い分に納得が出来なかったから、3日後に延期」
「俺も納得がいってないので、3日後も勿論参加します」
「お願い」
荒木さんは田所副編集長と会議の事で話してると、会議室のドアが開いて高坂専務が入ってきて、つかつかとホワイトボードの前に立ち、6月号の付箋をじっくりと見て、荒木さんの方に顔を向けた。
「6月号の順番、これで決まり?」
「まだ。スポーツの情報は日々変わるから、青木印刷所に出す提出ギリギリ迄は決めないでいる」
「会議が3日後になったんだし、あの経理のおっさんを黙らせる位の雑誌の内容を決めないと駄目だぞ」
「分かってる」
高坂専務と荒木さんの間に空気がピリッと張り詰めたのが感じ、高坂専務も小さく溜め息を吐いて荒木さんの隣に座る。
「皆は掲載順についてどう思ってる?」
「俺はAのサマーリーグです」
「会議前に言ったが、Bのバトミントンだろ」
あぁ始まったの空気が流れ、高坂専務は田所副編集長と佐藤さんの空気感をにこにこしながら見ている。
「ねぇ、宝条さんはどう思う?」
「わ、私ですか?!」
「そっ。宝条さんだってスポーツ部のメンバーでしょ?2人の言い分を聞いて、どう?」
な、何で私に?!高坂専務は腕を組んですっごくにこにこしながら私に聞いてくるし、周りは巻き込まれた私に同情の目で見るし、荒木さんは前髪で表情が分かんないし!
う〜ん、どっちも下書きの原稿を読ませてもらった時は甲乙点けがたいから、こっちですとは言えないし、あ、この提案はどうかな?
「代表者がじゃんけんをして決める…とか?」
私の提案に荒木さん以外は「え?」という表情で、仕方ないじゃん!これしか思いつかないし!と悶々すると、高坂専務が思いっきり笑い出した。
「あっはは、良いね!平和だし公平で、恨みっこなしで行けるな。じゃあ田所と佐藤が代表で、1回で決めるぞ」
「分かりました」
「やるしかないか」
田所副編集長と佐藤さんが席を立つと、2人は謎の気合いを込めるポーズをする。
「佐藤さん!絶対に勝って下さい!!」
「おう、任せろ」
「田所さん、ガンバです」
「なぁ水野、もう少し気持ちを込めて応援しろよ」
温度差のある応援合戦が会議室に響き、じゃんけん対決を言い出したのは正解だったか不明で、荒木さんの方をちらっとみると、やっぱ表情が分からないや。
「最初はグー!じゃんけん!!」
「はぁ…」
荒木さんの溜め息と、それ以外は皆で同時に声を出したのが会議室に響いた。