私の愛した未来


そんな私を見かねたのか
目の前にタオルを差し出してくれる未来。


「ぅっ、…ありがと…っ…」


「泣きすぎだろ…」

そう言って笑いながら頭をクシャクシャにしてくる。


「だって……は、ハッピーエンドで良かったぁ…」


「ハッピーエンドで泣くなって。」


「…感動したのっ!」


「はいはい、お、もうこんな時間か…」


そう未来が立ち上がって言ったから
ふと、時計に目をやると
6時半を指していた。


「…っ…帰るねっ…」


「ん??帰んのか?」


ん?って…
そりゃいつまでもここにいるわけにはいかないでしょ…



「か、帰るよ…?」


「メシは?」


「い、家で食べる…よ?」


「まだ春子の家、電気点いてないけど?」

そう言って窓の外を指差す未来。

私はその先にある自分の家の方を見ると、確かに明かりは点いていない。


「…今日は結婚式の写真を予約されてて忙しいみたい…。」


「そーか…じゃ、メシ食ってけば?」


「え。いいの?」


「いいの?っていいに決まってんだろ。」


嬉しい!
一緒にご飯を食べれるなんて!!


「ふふふっ…」

「なーに、笑ってんだよ。」


「別にー?」


あ、そうだ。
いつも、未来に作ってもらってばっかりだから…


「ねぇ、未来?」


「ん?」

腕まくりをする未来。


「今日は、私がご飯作るよ。」


「…。」


あれ??

未来の目が点になってるよーな…



「お、おーーい??未来??」


未来の目の前で私の手を振ってみる。


「未来ってば!!」


「…お、お前…料理…出来んの?」



なっ!!

口を開いたと思えば!!

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