きみがいることが理由になる。
「分かった!あと、ちょっとだから頑張っ て・・・終わったらすぐ、帰ること!
編集長には、僕から話しておくから。」
優しいなー。
なんか、この人安心する。
「・・・はい。・・・ありがとう。」
佐藤さんは、私に手をさしのべた。
その手をぎゅっと握ると、ひょっと起き上がれた。
ベッドに座った状態の私。
「心配だわ、ほんと。」
そう言って、私の頭を撫でた。
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あの、私。
この人のこと好きかもしれないです。