もう、誰も好きにならない。









「ごめん、里奈。 本当にごめん。 ごめんなさい、ごめんなさい」







床に手を着き、必死に頭を下げる。







「・・・・・・・・・・そっちは謝って気が済むかもしれない。 スッキリするかもしれない。 でもワタシは・・・・・・・・・・」







里奈が泣き出した。







また里奈を泣かせてしまった。







『里奈を傷つけてでも川田くんが欲しい』そう思っていたワタシは、川田くんを手に入れることも出来なかった上に、里奈を深く傷つけた。







ワタシは、何をしているのだろう。







何て事をしたのだろう。







何て愚劣なのだろう。
< 29 / 174 >

この作品をシェア

pagetop