月明かりと薄桜 -誠の絆-
たしかに彼はそう言った
邪魔をすれば斬ると
"怖い"と心の中で思う一方
私の中には譲れない何かがあった
「斬りたいならさっさと斬ればいい」
心と口は一致しなかったようだ
彼が刀を握る手に一層力を込める
ただの意地っ張りなだけかもしれない
今更"ごめんなさい"なんて言いたくないだけかもしれない
でも私は彼が言うことに"はい、そうですか"とは言えなかった
そんな時だった
「総司、そのへんにしとけ」
彼の声が聞こえた_____