最後の手紙
会長の眼鏡から見える瞳が私を捉える。

なんだか……怖い。

「会長……彼女怖がってますよ」

「ああ……すまないな」

少し距離を置いてくれた会長。

意外にも神谷君からの助け舟で助かった。

「それで……あの…」

「君を呼んだのはね…生徒会に入ってもらいたいからだ」

「なんで……私が?」

私は初対面の筈だし生徒会にも絡んだことは無い……それなのに選ばれるなんて…。

「理由は色々有るが……1番大きい理由は私が君を気に入ったからだな」
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