秘密*恋
「違うのっ私が好きなのは…」

私は切なそうな顔をしているお兄ちゃんの頬に背伸びをしてキスをした。

「お兄ちゃんな…の」

手を頬にあてて驚いているお兄ちゃん。

「好き…」

私はお兄ちゃんの服の袖を掴み、驚くお兄ちゃんを潤む瞳で見つめた。
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