秘密*恋
「杏…子どものときからずっと好きだった」

これは夢…?

お兄ちゃんが私を好き…?

夢ならずっと覚めないで…

頭の中は真っ白。

心臓は壊れてしまいそうなほど高鳴っている。

「ふっふぇぇ~お…兄ちゃんーぐすんっ」

「…わり。お前には好きな奴がいるのにな…」

お兄ちゃんはそう言って私から体を離した。

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