魔恋奇譚~憧れカレと一緒に王国を救うため、魔法使いになりました
「え、きゃ、ユウヒくん!」
困惑する私を勇飛くんがじっと見つめてくる。いつになく熱のこもった眼差し。
「ずっと……セリのことが好きだったんだ」
突然甘い声で言われて、耳を疑ってしまう。
「あの?」
「セリも俺のこと、好き?」
瞬きを繰り返す私に、勇飛くんが真剣な表情で問いかけてくる。私は小さくうなずいた。
「ホントに?」
勇飛くんの表情は真剣だけどちょっと切なそう。そんな顔されたら、今までずっと言えずにいた想いを伝えたくなっちゃう……。
「ユウヒくんのこと、ずっと好きだった。二年生になったばかりのころ、廊下掃除のときに私が水の入ったバケツにつまずいて廊下を水浸しにしちゃったことがあったでしょ? みんなには“ドジ”って文句を言われたのに、ユウヒくんは“大丈夫?”って私の心配をしてくれて、拭くのを手伝ってくれた」
そのときの彼のちょっと呆れたような、わずかに眉を上げた表情を思い出しながら続ける。
「それからも私がドジなことをしても、バカにしないでいてくれる。それがいつもすごく嬉しくて……」
「セリ」
「なあに」
困惑する私を勇飛くんがじっと見つめてくる。いつになく熱のこもった眼差し。
「ずっと……セリのことが好きだったんだ」
突然甘い声で言われて、耳を疑ってしまう。
「あの?」
「セリも俺のこと、好き?」
瞬きを繰り返す私に、勇飛くんが真剣な表情で問いかけてくる。私は小さくうなずいた。
「ホントに?」
勇飛くんの表情は真剣だけどちょっと切なそう。そんな顔されたら、今までずっと言えずにいた想いを伝えたくなっちゃう……。
「ユウヒくんのこと、ずっと好きだった。二年生になったばかりのころ、廊下掃除のときに私が水の入ったバケツにつまずいて廊下を水浸しにしちゃったことがあったでしょ? みんなには“ドジ”って文句を言われたのに、ユウヒくんは“大丈夫?”って私の心配をしてくれて、拭くのを手伝ってくれた」
そのときの彼のちょっと呆れたような、わずかに眉を上げた表情を思い出しながら続ける。
「それからも私がドジなことをしても、バカにしないでいてくれる。それがいつもすごく嬉しくて……」
「セリ」
「なあに」