世界で1番愛する君へ~君に届けるラブソング~
そんなこともあったなぁ
懐かしい1つの良き思い出
そしてそれからもたくさん話しかけたんだ
カナウ君は相手にしてくれないときもあったけどそれでも口数も増えて私に話をふってくれるまでになったのだ
これは私と君の大きな成長だと思わない?
でも、やっぱり無視されなくなった訳じゃないから…たまに…
「それで、カナウ君は?」
私はへこたれずにカナウ君の高校を聞き出すべく都合よく空いていたカナウ君の隣の席に座った
お願いカナウ君逃げないで答えて
横顔も好きだけどそれでも今は本じゃなくて私を見てよ
「……」
「……」
しかし長い無言の間が出来る
うう…
これはダメかな?
無言ゾーンに突入しちゃったか
たまーに会話のキャッチボールが続く時に限って1度無言になるともう会話は続かない
それに会話のキャッチボールっていっても3回続けばいい方だし
この2年間で学んだこと
カナウ君は無口
カナウはとても知りたがりで泣いていた私に容赦なく質問してきたくらいだったのに
最初はよく思わなかったけどそのお陰で私は救われたから
そしてよく笑って私を笑顔にしてくれた
そんなカナウが好きだった
でも変わってしまったカナウ君
それでも好きになったのは…惹かれちゃったのは何でかな?
でも、今はわからなくてもいいよ
だって恋に落ちて好きになってもっと大好きになってカナウ君の全部が今は好きなんだもの
恋に落ちたのは1つの大きな衝撃があったからだよ
今はそれでいい
特別になっちゃったから…カナウ君が
ねぇ、やっぱりどうでもいいの?
私にとって君は特別でも君にとっての私は特別どころかただのクラスメイトでしかないの?
どうしても私と話すよりも読書をしたいって思っちゃう?
やっぱり私に笑顔は向けてくれない?
お願い教えて
高校も聞きたいけど今はそれより違うことが頭を過ってしまう
私はこれでも頑張ってるよ
それでも足りない?
ねぇ、カナウ君
私は君の友達…というポジションにもたつことが出来ないの?
君にとって私っていう存在はなんなの?