それでも 求めてる



長い沈黙を破ったのは

神木先輩だった。

『夢ちゃん、眠いよね?』

「あぁ、はいっ…」

『だよね(笑)ベッド、1つしかないんだけど、一緒に寝る?』

クスっと笑う先輩。

「…いいんですか?」

『あぁ、でも…襲っちゃうかもね?』

それを聞いて、あははと笑ってしまうあたし。

「出来ませんよね?だって彼女…」

『何、嫉妬してくれてる?』

「…ちがいます」

『なーんだ、残念♡』


こんな感じの先輩になんだか安心して、

あたしは

先輩の隣で、先輩に抱きしめられながら寝てた。
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