それは、ナイショの恋*【短編集】
「キミは、美術部?ごめんね、部外者が。」
「いいえ!部員、人気ないんで恥ずかしながら、私のみなんですよ!」
中等部と高等部で繋がっているうちの学校は、センパイ達が中等部の校舎に出入りしているのはザラだ。
センパイは、「そっか」と言って笑っている。
少し髪が伸びているのか、目に掛かりそうな前髪から、すり抜けて見える瞳。
笑うと見える八重歯。
みんなにはセンパイはどう写っていた?
「センパイ、なんか悩みあるの?」
------あぁ、どうしてこんなセリフが出て来たんだろ?
「なんか悩みあるように見える、俺?」
私は、センパイの心の奥も覗いて見たいと思った。けど、今日、知り合ったばかりなのにって感じだよね、センパイにしてみれば・・・・
私とセンパイは終始言葉は交わさず、時間だけが過ぎていった。
「・・・・・・来て。」
センパイは、私の手を勢いよく引っ張ると、走り出した。
「センパイ、どこ行くの?」ってゆう私の問いかけにも全然見向きもしてくれない。
どうしたの? どうしたの?
私には何も出来ないよ、今日はちょっと暑いし、もう体力も限界だよ・・・・・!!!
「いいえ!部員、人気ないんで恥ずかしながら、私のみなんですよ!」
中等部と高等部で繋がっているうちの学校は、センパイ達が中等部の校舎に出入りしているのはザラだ。
センパイは、「そっか」と言って笑っている。
少し髪が伸びているのか、目に掛かりそうな前髪から、すり抜けて見える瞳。
笑うと見える八重歯。
みんなにはセンパイはどう写っていた?
「センパイ、なんか悩みあるの?」
------あぁ、どうしてこんなセリフが出て来たんだろ?
「なんか悩みあるように見える、俺?」
私は、センパイの心の奥も覗いて見たいと思った。けど、今日、知り合ったばかりなのにって感じだよね、センパイにしてみれば・・・・
私とセンパイは終始言葉は交わさず、時間だけが過ぎていった。
「・・・・・・来て。」
センパイは、私の手を勢いよく引っ張ると、走り出した。
「センパイ、どこ行くの?」ってゆう私の問いかけにも全然見向きもしてくれない。
どうしたの? どうしたの?
私には何も出来ないよ、今日はちょっと暑いし、もう体力も限界だよ・・・・・!!!