生徒会長は世界一大嫌いな二重人格イケメン男
「だから、それはそっちが勝手に
言ってるだけで、私は笹原秀に
好意は1mmも持ってないから。」

「照れ屋だな~、佳子は(笑)
素直に“送って”って言えばいい
ものを。」


あ、今だ!今聞こう。


「って言うか、笹原秀は何でこんなに
地味な私の事を好きになった訳?」

「え?可愛いから。」

「?!可愛い?!一回眼科に行った
方がいいんじゃないの?」

「いや、だって本当の事だし。」

「具体的にどこが可愛いの?」

「顔と性格と…ま、全て。」

「い、いつ好きになったの?」

「中1の修学旅行の時に温泉から上が
って来た佳子見て、一目惚れ。」

「…な、何で温泉後の私を見て一目
惚れした訳?」

「…それは秘密。…あ、だいぶマズい
時間だから帰ろうか。
じゃあお先に失礼します。」

「ちょっ!待って…!」


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