【短編】 過多想い


放課後は一緒に帰って

陽大の家に行って


陽大はゲームばかり



仕方ないから私は

陽大がゲームをしてるのを見てるか


陽大の部屋にある漫画を読む



何度も行ってるうちに

かなりの漫画を読んだと思う




『ねぇ?たまには話しようよ?』


「あ?
 今いいところなんだよ!!」


何それ…


全然会話がない



こんなんで付き合ってるって言えるのかな?





照れくさいから


そういう理由で外で手を繋いだ事もない



何で付き合ってくれたの?


ただ何となく…?


そうとしか思えないよ




『陽大は私の事どう思ってるの?』


「えぇ?」


大事な事なのに…


陽大はゲームから目を離さない



だけど

今日は引かない



『何で付き合ってくれたの?』



「んん?
 告られたから」










はぁ?


告られたら付き合うの?


私じゃなくてもいいの?



でも、怖くて聞けない



いつも陽大の一言で聞けなくなる



『そっか…』


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