日常・非日常
ある朝、そのさん。
遠くでアラーム。いつもの朝を告げる音。
携帯に手を伸ばし、アラームを切る。

ふと隣を見る。隣では、春樹が寝息をたてている。よかった、起こさずにすんだみたい。
頬に軽くキスをして、そっとベッドを出る。

昨日、春樹の言葉を受けて、私は咄嗟に言葉が出なかった。嬉しくて嬉しくて言葉にならなかった。懸命に首を縦に振り、そして春樹とキスをした。
…まぁそのあとは、ご想像におまかせします。

台所へ行き、恒例の冷蔵庫チェック。ハムとピーマンと玉ねぎを取り出して細かく刻む。冷凍ごはんをレンジでチン。
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