恋の禁断症状
「まだまだいっぱい楽しいことしようよ?今から我慢してどーすんの」
「そんなこと言ったってこんなのって初めてだからっ…」
先輩は硬直しているわたしの身体を解きほぐすかのように肩をマッサージする
腕を手に取り、てのひらをぱっとひらくように指示された
わたしのてのひらをまるでピアノの鍵盤に見立てたように人差し指と中指を交互に弾く
「これをね、音楽用語でプラルトリラーっていうんだよ。どう?ご感想は」
感想なんか言っている余裕なんてなかった
しかしここで何か言わなければ、このプラルトリラーはもっと激しくなるのだろうか
「……くすぐったいです」