恋の禁断症状

「はいはーい」

わたしは鞄を持つと二階の自分の部屋から階段を急いで駆け降りた

玄関には上履きが綺麗に揃えられてある

そうだ、昨日は靴を失くしてしまったため上履きを履いてかずゆきに背負わされて帰宅したことが蘇ってきた

玄関の扉を開けるとガーデニングをしている母と会釈しているまさふみ先輩がいた


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