恋の禁断症状

「俺、言ったよね?井上にはもう近づくなって。嘘もつくなって言ったのに。そこまでして、まだふたりで会いたかったんだ?」

嫌がる言葉とは裏腹に何をされるのか身体は次を期待している

「ちがっ」

「何が違うんだ?首にこんな跡までつけて。しかもこの服で井上を挑発したんだ?」

「いや、はなして」

先輩は放すはずもなく、私を力づくで抱き締めると、かずゆきが残した跡と同じ場所へ唇を這わせた


< 233 / 500 >

この作品をシェア

pagetop