恋の禁断症状






欠伸をしかけた時だった

パタパタと上履きがこちらの方へ向かってくる足音がしたかと思うと

扉の前で立ち止まる

鍵穴に鍵を抉じ開けてカチャカチャ回す音がする

まさふみ先輩だ!

やっと先輩が来てくれたんだ

私は確信していた


< 274 / 500 >

この作品をシェア

pagetop