恋の禁断症状

ガラガラと扉が開く音がして助けに来てくれた先輩に飛び付こうと名前を呼んだ

「まさふみ先…輩…？」

扉を開けて現われたのはまさふみ先輩なんかではなかった

「あれ、どうして…？」

先輩が現れてくれるのを心待ちにしていたのに

全く予想しなかった人物がわたしのあっけにとられた姿を見てゲラゲラと笑っている

「ざんね〜ん、まなかちゃんヨッシーじゃなくてごめんねぇ」

そこにはさっき会った不良グループの３人と吉永もも子が立ちはだかっていた