恋の禁断症状






風も吹いていないのに柑橘系の薫りが強まった

「だーれだっ」

と、後ろからいきなり目隠しされた

「まさふみ先輩!」

初夏の風のような柑橘系のコロンの薫りで誰だかすぐに分かってしまった


< 323 / 500 >

この作品をシェア

pagetop