恋の禁断症状

***






「…呼んだ?」

ひょっこり暗闇から現れたのはまさふみ先輩だった

「…え、嘘!?どういうこと?」

わたしは先輩が現れたことに信じられない気持ちでいっぱいだった

鼻が邪魔しないように、顔の角度を変えてキスをした

「念ずれば通じる、…なんつってな」

これは奇跡だろうか

本当に願いが叶ったのだ

水面に映るホタルの光はなんて神秘的なんだろう


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