恋の禁断症状

「おいおい、ちょっと待てよ。…お前さ、マナカとデキてんの?」

「……………」

無視して通りすぎようとしたが、肩をつかまれた

「ふーん、…俺貰っちゃおうかな」

「……………!!」

僕は思わず踵(きびす)を返した

「いいねぇ、その顔そそるわ。さぞかし女子受けしそう」

僕は何も言わず、睨んで掴まれた腕を振り払っていた


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