あなたに願いを青春を…
そんななか、あっという間に1年がたち、クリスマス会がやってきた。

里香:「絶対さぁ。聖也って瑠夏のこと好き
だよね(笑)」

瑠夏:「何言ってるの?(笑)ただの幼なじみ
だって!それは里香が一番よく知っ
てるじゃん」
(それに、私は優斗のことがまだ好きだし…)

里香も私の幼なじみで幼稚園から一緒だった。


瑠夏:「あっ!聖也‼」

里香:「あっ逃げた…」

聖也:「何?」

瑠夏:「ねぇ。また、去年みたいな劇をクリ
スマス会でやってよ!」

聖也:「はぁ?何で?だいたい去年だってた
またま男子の中でそう言う話がもと
もと出てたからだから」

瑠夏:「えっ?じゃあ今度は、聖也からまた
去年みたいに皆でなんかやろうぜっ
て声かけしてよ」

聖也:「だから~」

瑠夏:「じゃあよろしくね!楽しみにしてる
よぉ(笑)」

聖也:「ちょっ…」


彼は優しかった。
また、男子に声をかけて去年の劇の続きの話を披露してくれた。
もちろん、私はとても楽しかったし、嬉しかった。



こうして、私は優斗に未練を残したまま小学校を卒業し、中学校に入学した。
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