不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
『言ったって、ショウくんが私を認めてくれるわけじゃないでしょ。そんなことより……』
『そんな事より顔の傷大丈夫なの?』と、言おうとした私の口は、開けた下駄箱によって閉ざされた。
『…………』
これは……
急に黙った私を不思議に思ったのか、ショウくんが私の下駄箱を除いてくる。
「あ〜始まったな。ハイエナの嫉妬」
ざまぁみろと、ふっと鼻で笑うショウくん。
私の上履きの中には画鋲が何十個を敷き詰められていた。
これが…
『これが……』
「あ?(泣くか?くそ面倒だな)」