不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
『ショウくん…!大丈夫なの?』
「……あぁ、それより悪い…。俺、お前に傷一つつけるなって言われてたのに」
普段ツンツンしていたショウくんが弱っている…!!
貴重な光景だ。
『私ね、痛み、感じないの。だから大丈夫』
安心して、とにっこり微笑む。
けど、ショウくんは目を見開いて驚いたと思ったら、何とも言えない歪めた表情を見せた。
私にはそれが傷の痛みに耐える顔に見えて…
『大丈夫?!』
思わず支えるようにショウくんの腕を掴んでしまった。