不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
その言葉を残して、アカリは幹部の部屋へと戻って行く。
チラッと下を見れば、リンちゃんの周りには人だかりが。
戸惑うリンちゃんをショウがフォローしている。
人にあまり心を開かないショウが。
…まぁ、言いたいことはわかった。
けど、
「いや、もう手遅れだろ」
ツバサは、階段の手すりにダラーと寄っ掛かりながら下で囲まれているリンちゃんを見据えたまま言った。
「それ、同感」
珍しくツバサと意見が合った。