不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
『…そっか』
ふいっと、背を向けた。
後ろにいる男の独特の雰囲気のおかげか、今度は不思議と冷静になれた。
どうやら、私にはもうあまり時間が残されていないらしい。
それもそうか、
私はもうすぐ18になる。
全てを打ち明け、みんなに一緒に戦ってもらうか、ここから逃げるか___________、
顔を上げたと同時にパサっとパーカーのフードが落ちる。
その瞬間、ぎゅっと強く抱きしめられた。