不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上
階段を降り終えてちょっと歩いたところ。
アカリさんの足が止まった。
車に着いたのかな?
私はちょっとフードを上げて、目の前の車に乗り込んだ。
運転はハルキさん。
助手席にはツバサさん。
後部座席に、私とアカリさん。
「お前顔がブスすぎて隠すためにフード被ってのか?」
ギャハハと笑いだすツバサさん。
「こらツバサ。女の子になんてこと言うんだ。リンちゃんにも事情があるんだよ」
「いてっ!」
ハルキさんがツバサさんの頭をべしっと叩く。