不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



ゲームも飽きてきた頃



「リンちゃん、ちょっとこっち来て。ここ座って」



ハルキさんに呼ばれ、コントローラーを置いてソファーに座った。




「なんだハルキ。何すんだ?」


と、ツバサさんもゲームをやめ、ソファーに。




「ほら、リンちゃんの怪我。様子見なきゃ。早くお母さん探しに行かせてあげたいし」



はっ、

いつも優しい気遣いをしてくれるハルキさんの手が自分の足に触れて気がついた。







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