君が教えてくれた事



「パパ〜、ひかり〜お誕生日おめでとう〜!!」



「ひかり〜、お誕生日、おめでとう!!」




俺の膝の上にちょこんと座った光が、ユラユラ揺れるロウソクの火を見つめて、嬉しそうに笑っている。





「じゃあロウソクの火を、パパと一緒に消して下さい!」



リカがそう言うと、


「いやっいやっ!ひかぃひとりでしゅるっ!!」


と立ち上がる。



「ひかり、パパと一緒にやってよ〜?」

「いやっいやっ!ひかぃ1人でできりゅ!!」


「ひかり、意地悪だなぁ〜!」


「いやっいやっ!」


リカと光のやりとり。



光の最近の口癖は、“いやっいやっ!”



「じゃあ光、1人でやってみ?」


俺がそう言うと、光は嬉しそうにロウソクに向かって息を吹く。


ぶぅぅーと唾まで飛ばして。



上手に出来ない光の隣で、俺とリカはバレない様に、ケーキに向かって息を吹く。




火が全部消えると、「ヤッターーっ!!」と両手を上げて、奇声にも近い叫び声を上げる光。



あービデオ回しとくんだった・・・。



今のはかわいすぎた・・・。





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