君が教えてくれた事



リカはケーキにロウソクを立てて、火をつけた。




大きいロウソクが4本と、小さいロウソクが2本。


大きいのは5歳って意味かな?




部屋の明かりを消すと、



「歩太、お誕生日おめでとう!!」



リカはもう一度、言ってくれた。


そして、恥ずかしそうに、バースデーソングを歌ってくれたんだ。



「歩太、ロウソク消して?」




本当に、本当に嬉しかった。



こんな風に、誰かに誕生日を祝ってもらうなんて、初めてだったから・・・。



俺は、感謝の気持ちを込めて、ロウソクを吹き消した。




「リカ、ありがとな。」



電気をつけに立ち上がったリカの背中に言った。



「歩太!食べてよっ!」




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