命の源
だって私は、周りの雑音に振り回されながら生きてんのに




何でこいつはこんなに自由なの?




そう思うと何か無性にムカついて、
「あんだけ自信満々だったのにテストで負けたんだから、強制参加だろ」




と、私は筋が通ってるんだかどうか解らない言葉を吐き捨てた。




「はぁ〜?お前何切れてんの?」




夏木は怪訝な表情を見せる。




「夏木君♪
優が絶対来てほしいってさ☆」




いきなり会話に入ってきた梨果。




何故この場に居合わせたのかは、不明。




梨果の意味深な微笑みに夏木は更に怪訝さを増した表情をする。




何かめんどいなこの空気。



「夏木君、絶対来てね☆」



私は、早くこの場を終わらせるべく夏木に微笑みかけた。
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