叶えたい花。
昔馴染み

いづい…な

 いつも通り学校を終えるて門の所に行くと、陽輝ではなく、もじもじしている響さんがいた。
 私はというと、

「人待ちですか?」

 と、響さんに話しかけた。すると、

「あ…、いた…」

 と、響さんは私を見てそう微笑んだのだった。
 私が訳も分からず首を傾げていると、

「あ…、陽輝くんが迎えに行ってくれって」

 と、言ってくれた。

「あ、なるほど。私ケータイ見ないから…。お手数おかけしてすいません」

 と、深々く頭を下げる私に、

「気にしないで…?今日もバイトだから…」

 と、微笑んでくれた。

「ありがとうございます。でも大丈夫ですか?そんなにバイトして」

 響さんは今の所、一ヶ月間休まず働いていた。響さんは、笑顔を絶やさずこう言った。

「ははっ…、大丈夫だよ…。ちゃんと寝てるしね」

 私はというと、

「無理しないでくださいね、心配ですから」
< 55 / 59 >

この作品をシェア

pagetop