We know
「…優」
そう呟いて、彼女を抱き寄せる。
俺よりも15センチ低い優奈は、俺の腕にスッポリはまるサイズで。
「なあに?」
俺が守らないと、って、思わせられるサイズなわけで。
(…今日くらい、言わなくちゃな)
せっかくあいつに背中押されたんだから。
「…優」
「も〜何ってば〜?」
何度も名前を呼ぶ俺に、クスクス笑う優奈。
そんな優奈の耳元に口を近づけて、
「ーーーー……」
「っ…!」
俺がこぼした言葉に、優奈は嬉しそうに笑って、泣いた。