Blue Bird
(理央side)

「いらっしゃいませ」

お店のドアがカランと、音をたてて開かれると同時に笑顔で出迎える。


「理央ちゃん、あとお願いね」

隣で接客をしていたバーテンの男性が時計を指して私に声をかけた。このお店に長くいる年配の人だ。


「はい。お疲れ様です」

休憩に行った彼を見送り再び接客に戻る。


「あれ、理央ちゃん。今日遼司はいないの?」

カウンターでグラスを作っていると正面に座る常連さんが私に言った。


「はい。お休みみたいです」
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