腹黒王子の取扱説明書
「お前……女にはまりすぎ。仕事、ちゃんとしろよ。本当にあの長谷部俊か?」

須崎が俺を見ながら呆れたように呟く。

「もちろん、仕事は手を抜かないよ。だから、誰にも文句は言わせない」

俺は須崎に向かって悠然と微笑んでみせた。
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