腹黒王子の取扱説明書
「え?」
ええー‼
嘘でしょう?
顔面蒼白になり、思わず持っていたマグカップを落としそうになった。
だって、俊は十一時三十分まで役員会議のはずだし……。
何でここにいるの?
「亮、お前……いろいろしゃべりすぎ」
俊が衝立から出てきて、ギロッと前田先生を睨む。
でも、前田先生は動じずに口角を上げた。
「ただの独り言だ」
「独り言にしては声が大き過ぎないかな?」
俊の声は冷ややかだ。
……どうしよう。
聞かれちゃった。
手品でパッと姿が消せたらいいのに……。
怖くてまともに彼の顔が見れない。
前田先生も意地悪だ。
俊がいるならいるって内緒で教えてくれれば良かったのに。
私がどうしようか思案していると、前田先生がとんでもないことを口にした。
「俺、ちょっとコーヒー買ってくるな。留守頼む」
俊に向かってウィンクすると、持っていたマグカップを机の上に置き医務室のドアを開けてスタスタと出ていく。
ええー‼
嘘でしょう?
顔面蒼白になり、思わず持っていたマグカップを落としそうになった。
だって、俊は十一時三十分まで役員会議のはずだし……。
何でここにいるの?
「亮、お前……いろいろしゃべりすぎ」
俊が衝立から出てきて、ギロッと前田先生を睨む。
でも、前田先生は動じずに口角を上げた。
「ただの独り言だ」
「独り言にしては声が大き過ぎないかな?」
俊の声は冷ややかだ。
……どうしよう。
聞かれちゃった。
手品でパッと姿が消せたらいいのに……。
怖くてまともに彼の顔が見れない。
前田先生も意地悪だ。
俊がいるならいるって内緒で教えてくれれば良かったのに。
私がどうしようか思案していると、前田先生がとんでもないことを口にした。
「俺、ちょっとコーヒー買ってくるな。留守頼む」
俊に向かってウィンクすると、持っていたマグカップを机の上に置き医務室のドアを開けてスタスタと出ていく。