腹黒王子の取扱説明書
「ち、ちょっと何してるんですか?」
「何って悪い虫がつかないようにしてるんだよ。ホステスのバイトも出来ないね」
俺は不敵の笑みを浮かべる。
「俊以上の悪い虫なんていません!キスマークなんかつけないで下さい」
うなじにつけた俺のキスマークを手で押さえながら、麗奈はカンカンに怒って部屋を出て行こうとする。
「コンシェルジュの白井にタクシー呼んでもらって」
「言われなくてもそうします!」
バタンと大きな音を立てて麗奈が出ていくと、俺は声を上げて笑った。
今までずっと一人の方が落ち着くって思ってたけど、今みたいな時間を過ごせるのならもっと彼女と過ごしたいって欲が出てくる。
それに、何よりも病気の時に側にいてくれると安心する。
風邪を引くのも悪くない。
「何って悪い虫がつかないようにしてるんだよ。ホステスのバイトも出来ないね」
俺は不敵の笑みを浮かべる。
「俊以上の悪い虫なんていません!キスマークなんかつけないで下さい」
うなじにつけた俺のキスマークを手で押さえながら、麗奈はカンカンに怒って部屋を出て行こうとする。
「コンシェルジュの白井にタクシー呼んでもらって」
「言われなくてもそうします!」
バタンと大きな音を立てて麗奈が出ていくと、俺は声を上げて笑った。
今までずっと一人の方が落ち着くって思ってたけど、今みたいな時間を過ごせるのならもっと彼女と過ごしたいって欲が出てくる。
それに、何よりも病気の時に側にいてくれると安心する。
風邪を引くのも悪くない。