腹黒王子の取扱説明書
「具合悪いの?」

「頭痛が酷くて……」

私が額を押さえると、俊が私を抱き上げた。

「素直に医務室行かないからだよ」

頭痛の種は俊だって言ってやりたかったけど、彼の胸の中にいると何だか安心してこのままでも良いかって思った。

もうずっとそうやって心配してて。

医務室に入ると、前田先生が私達を見てニヤリとし、俊に向かって一言言った。

「お前、溺愛してるね」
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