腹黒王子の取扱説明書
「だったら、早くお嫁さんもらって、家でたっぷり癒してもらえばいいじゃないですか」
「だから、早くお嫁においでって言ってるんだよ」
「はっ?」
麗奈が目を丸くしたまま固まる。
だが、驚いたように見せてるだけだ。
「惚けて誤魔化さないの」
「だって……そんなストレートに言われたら何て言ったらいいか……」
「『はい』って言うだけでいいんだよ。外堀も埋めてあるし、心配はいらない」
優しく言って麗奈の頬に触れると、コホッ、コホッとわざとらしい咳払いが聞こえた。
「お取り込み中悪いな」
……須崎か。全然悪いと思ってないくせに。
ノックぐらいしろ。
チッと舌打ちして、振り返って須崎をキッと睨むと、奴はニヤリとしながら俺を見据える。
「だから、早くお嫁においでって言ってるんだよ」
「はっ?」
麗奈が目を丸くしたまま固まる。
だが、驚いたように見せてるだけだ。
「惚けて誤魔化さないの」
「だって……そんなストレートに言われたら何て言ったらいいか……」
「『はい』って言うだけでいいんだよ。外堀も埋めてあるし、心配はいらない」
優しく言って麗奈の頬に触れると、コホッ、コホッとわざとらしい咳払いが聞こえた。
「お取り込み中悪いな」
……須崎か。全然悪いと思ってないくせに。
ノックぐらいしろ。
チッと舌打ちして、振り返って須崎をキッと睨むと、奴はニヤリとしながら俺を見据える。