モテすぎる先輩の溺甘♡注意報




「遊んでた女だって知ってたらあんなに意気投合しなかったのに!」


「言わなくてごめんなさい」


「ほんとだよ!遊び相手っつったって、あの本宮先輩だよ?女の方はそれなりに未練があるに決まってるよ」


「はいごめんなさい……」




その後も日菜子からの説教は続き………休憩が終わる頃にはあたしはヘトヘトになっていた。



体力を振り絞り、後半のバイトは何とか乗り切った。



日菜子は中学生のときに付き合っていた彼氏が元カノと浮気していたことがあって、それから“元カノ”という言葉には敏感。



それをすっかり忘れていたあたしは、日菜子の地雷を踏んじゃったってわけだ。



これからは気をつけよう……そう心に決めたのだった。



バイトを上がってすぐに、あたしは制服から私服に着替えて、化粧を直し気合いを入れ、カフェを後にした。



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