モテすぎる先輩の溺甘♡注意報


幸いお客さんもそこまでいず混んでないからこの場でこの3人の笑ってる姿を冷静に見て分析できるけど、これが混んでたらこの3人に構ってる余裕なんかこれっぽっちもない。



そう考えたら、ここは今メイド喫茶なんだから、こうしてあたし1人を長々と拘束していいだけのお金を払って欲しいくらいだ。



なーんて、冗談でも考えてなきゃ、昨日の絢さんの言葉を疑ってしまいそうになる。



ひーくんはストーカーすらも嘘だと言っていた。

あたしはあの時周りが見えずにいたから自分の単純な考えだけでああやって意見したわけだけど………もしかしたら、もしかしたらね、ひーくんの言ってることもあながち間違ってないのかもしれない。



そう思わずにいられないのはなぜかわからなかったけど、このあとすぐ知ることになる。



「あーははっ、笑っちゃってごめんごめん!桃ちゃんだっけ?ほんとーに桃ちゃんは純粋なんだねぇ?」



あたしは涙が出るほど笑えることを言ったらしい。


眉ピ男の顔が後半真顔になり、あたしをジッと見据える。


なんだか目を逸らしたら負けるような気がして………あたしも負けじとジッと見た。


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