モテすぎる先輩の溺甘♡注意報
それもこれも全部、あたしの勝手な解釈。
あたしがした妄想に過ぎない。
ひーくん自身が言ったわけじゃない。
望みは最初からなかった。
「陽ぉー、もぉ、どこ行ってたのぉ?」
近くのコンビニから出てきた制服を着た女の子がこっちに向かって小走りして来た。
甘ったるい声でひーくんの名前を呼んで、来たかと思えばひーくんの腕に絡んで抱きついた。
ほらほらほら!
今だって女の子といたんじゃん!
まあ、あたしは彼女じゃないから関係ないですけどね!
こうして、望みはどんどん確実になくなっていくんだ……。
「急にいなくなるから心配したんだよぉ?ん?てか、この人たち誰?」
「あぁ、こっちの子が知り合いなんだよ」
「へえー。若いねえ?」
確実に、女の子からは敵意を感じた。