神様がくれた宝物

 「あれ…おかしいなこっちに来た気がしたんだけどっ…」





 走って川瀬くんを追いかけてきたが、どうやら見失ったようだ。


 それにしても、本当にこの高校に入ってよかった。


 海が見えるなんて、素敵!


 綺麗すぎるっ!





 「エヘヘ…ちょっと海岸に行っちゃおーっと」





 そう呟きながらスキップで海岸に降り立つ。





 「川瀬~っ!」





 遠くからそんな声が聞こえてドキッとする。



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