食人姫
あれから、何時間経っただろう。
蔵の外でキィキィと、金属が擦れる音が聞こえて、扉がゆっくりと開いて行く。
「大輔?由奈?いる?」
扉の隙間から、中の様子を伺うように光が尋ねた。
「良かった、誰も来なかったらどうしようかと思ってたよ……」
隣に座っていた由奈が立ち上がり、光に向かって駆け出した。
「どうして閂が……誰に閉じ込められたの?」
「知らねえよ、蔵の中を調べてたらいきなりバタンだ。待ち合わせしてて正解だったな」
俺もそれに続いて立ち上がり、フラフラした足取りで外に出る。
「一体誰が……って、どうしたの!?顔色悪いよ!?」
そりゃあ、幽霊を見て失神するわ、汗をかき過ぎて水分ないわで大変だったからな。
「色々あったんだよ。光、ちょっと水飲ませてくれ。喉が渇いてさ」
「あ、うん。とりあえず家の中に」
慌てて駆けて行く光に続くように、俺と由奈も歩き出す。
皆は何か手掛かりは得られたのかな。
空を見ると陽が傾いてて、もう夕方の5時くらいだろうか。
時計を持っていないから詳しい時間は分からないけれど、大体それくらいだと思う。
蔵の外でキィキィと、金属が擦れる音が聞こえて、扉がゆっくりと開いて行く。
「大輔?由奈?いる?」
扉の隙間から、中の様子を伺うように光が尋ねた。
「良かった、誰も来なかったらどうしようかと思ってたよ……」
隣に座っていた由奈が立ち上がり、光に向かって駆け出した。
「どうして閂が……誰に閉じ込められたの?」
「知らねえよ、蔵の中を調べてたらいきなりバタンだ。待ち合わせしてて正解だったな」
俺もそれに続いて立ち上がり、フラフラした足取りで外に出る。
「一体誰が……って、どうしたの!?顔色悪いよ!?」
そりゃあ、幽霊を見て失神するわ、汗をかき過ぎて水分ないわで大変だったからな。
「色々あったんだよ。光、ちょっと水飲ませてくれ。喉が渇いてさ」
「あ、うん。とりあえず家の中に」
慌てて駆けて行く光に続くように、俺と由奈も歩き出す。
皆は何か手掛かりは得られたのかな。
空を見ると陽が傾いてて、もう夕方の5時くらいだろうか。
時計を持っていないから詳しい時間は分からないけれど、大体それくらいだと思う。